【1泊19万円から5,000円まで、一日かけて巡った話】
【出典】本記事はYouTubeチャンネル「スーツ旅行」の動画をもとに 構成しています。ぜひ元動画もご覧ください。
① 京都到着・安い宿に荷物を預ける
今日は2025年8月16日土曜日です。夏の観光シーズン真っ盛りの京都にやってきました。まずはホテルへ荷物を預けに行きます。
駅の地下通路を出て2分で到着しました。今回お世話になる旅館です。1泊5,000円というのは、この物価高・インバウンドの時代にはありがたいです。一方で、京都には1泊11万円・18万円・22万円というホテルもたくさんあります。
② フォーシーズンズホテル京都(1泊19万円)
タクシーでフォーシーズンズホテルに来てしまいました。世界的なホテルチェーンで、1泊19万円です。
ロビーは歴史あるお寺の門をくぐったような雰囲気です。エルメスと共同制作した人力車が置かれています。平安時代の貴族の庭園跡地だったそうで、土地も広々としています。
ラウンジでは抹茶ラテを注文しました。2,000円です。見たことのないような立派なお絞りが台の上に乗って出てきて、ラテ自体も美しい色合いで、頼んでいないのにお茶菓子とお水まで出てきました。木製のストローも印象的でした。
高級ホテルのラウンジは基本的に空いています。席についたら名前を聞かれました。レストランで名前を聞かれるとは思いませんでした。それほど特別な場所ということです。
③ ザ・ホテル青龍 京都清水(1泊17万8,000円)
清水道バス停で降りて、清水寺方面へ向かいます。ザ・ホテル青龍 京都清水は、西武鉄道系列のプリンスホテルの系列で、元々小学校だった建物を活用しています。昭和3年に建てられた小学校の建物をそのまま利用しているとのことで、当時の建築の素晴らしさに驚かされます。
屋上のバーは夕方5時からなので、後で出直すことにして一旦外に出ます。
④ パークハイアット京都(1泊22万8,000円)
二年坂を歩いてパークハイアット京都へ向かいます。入り口で係の方に声をかけられましたが、「カフェでお茶をいただきたい」と伝えると、歓迎していただけました。ただし、予約状況によっては満席の場合もあるようです。
ラウンジに通されました。ジンジャーエール1,000円と、大和牛のパスタ3,200円を注文しました。見事な器に入って出てきて、口の中で溶けていくような味わいです。器は驚くほど薄く軽く作られていました。
お会計は目を合わせるだけですぐに来てくれました。照明は全て間接照明です。合計は税金・サービス料込みで予想より少し多くかかりました。
トイレも2025年に利用したトイレの中で一番良いものでした。手を洗った後のタオルも用意されていて、便器の蓋は自動で閉まります。
⑤ ウェスティン都ホテル京都(1泊5万3,000円)
地下鉄などを乗り継いで、1890年開業のウェスティン都ホテルへ。日本の観光の歴史と共に歩んできたホテルです。元々は「宮子ホテル」という名前でしたが、現在はウェスティンの名前がついています。
無料の博物館があり、満州国皇帝やエリザベス女王が来訪した際の食器や弁当箱、純金食器なども展示されています。皇室専用の食器も保管されています。
カフェで抹茶1,900円を注文しました。見た目は薄いのに、お茶の味が非常に濃いです。お茶菓子も標準でセットになっています。
⑥ 途中で立ち寄った宿(1泊2万5,000円)
鴨川へ向かう途中で、元学校の建物を活用した新しいホテルに立ち寄りました。1泊2万5,000円です。かき氷を注文しました。テイクアウトだと1,500円です。ふわふわのかき氷で、京都でかき氷を食べるという体験ができました。
京都では工事をすると必ず遺跡が出てくるため、計画通りに進められないことが多いそうです。また、広い土地はなかなか手に入らないため、学校の土地と建物を買収してホテルにする例が多いようです。
⑦ リッツカールトン京都(1泊16万円)
鴨川沿いを走り、二条大橋のたもとにあるリッツカールトン京都へ。鴨川を独占するような立地で、1泊16万円です。
エレベーターに乗ってみました。音の響き方が良く、冷房の効きも適度で快適です。ラウンジはお客さんが多く、緊張感があります。コーヒー1杯2,000円を注文しました。普通のコーヒーとは異なる、独特の良い香りがします。お茶菓子も一緒に出てきました。
退店する際、玄関でお水をいただきました。「宿泊者ではないので遠慮します」と伝えても、「全然大丈夫です」と親切にしていただきました。リッツカールトンのスタッフは皆さん親切です。レシートは立派な封筒に入って渡されました。
⑧ ホテルオークラ京都(1泊5万8,000円)
高瀬川沿いにあるホテルオークラ京都へ。京都は建物の高さ制限が31mのはずですが、ホテルオークラ京都は高さ制限がなかった時代に建てられた巨大ホテルです。元は長州藩の武家屋敷だったそうです。
地下2階にパン屋さんがあり、パイナップルドーナツなどが格安で販売されています。265円のクリームパンを購入しました。イートインスペースで食べていると、お水を持ってきてくれました。265円のパンでも一つ一つのサービスが丁寧です。
その後、雨が降ってきたため、三条の松屋に逃げ込みました。高級ホテルを巡った後の松屋は、また違った良さがあります。旅行は高いところと安いところを組み合わせると、両方の良さが感じられます。
⑨ 夜:大文字の送り火・安宿に宿泊
ホテル青龍京都清水の屋上バーは貸切りだったため、別のホテルへ。その後、河原町のドトールから大文字の送り火を見ました。お茶330円を注文し、窓から送り火の炎がゆっくり消えていく様子を眺めました。本来、送り火はご先祖様を見送るための行事です。
今夜の宿は1泊5,000円(税込5,700円)の旅館です。川端康成や三島由紀夫のような文人が泊まったような旅館で、お部屋は床の間付きの6畳です。お風呂・トイレは共用です。
部屋には電気ポットがなく、すでに熱いお湯が入った急須が用意されていました。自分でお茶を量って入れる体験は久しぶりです。リッツカールトンでいただいたお水と、焼き八橋と合わせると、完璧な組み合わせです。値段ではなく、体験の豊かさがあります。
⑩ 2日目:ホテルオークラ京都の朝食・ザ・三井京都
翌朝、ホテルオークラ京都の17階の朝食会場へ。宿泊客でなくても利用でき、料金は3,800円です。京都市街を一望できる素晴らしい景色です。東山に大きな土地や高級ホテルが多いのは、江戸幕府の軍事的な配置の名残りで、寺院が大量の土地を持っていたためです。幕末以降にお寺が土地を売却し、それが現在の高級ホテルになっているとのことです。
パン屋さんに朝一番で再訪し、パイナップルドーナツ250円を購入しました。中にはパイナップルがぐるっと一周入っていて、250円とは思えないクオリティです。
⑪ HOTEL THE MITSUI KYOTO(1泊10万1,000円)
二条城前にあるHOTEL THE MITSUI KYOTOへ。江戸時代初期から400年間、三井財閥の本拠地として使われた場所です。財閥解体後に三井家の手を離れましたが、その後三井不動産が取り戻したそうです。
バーは11時30分からで予約制です。開くまでの間、本がたくさん並んだ素敵な空間で三井財閥に関する本を読んで待ちました。
ガーデンバーでカフェラテ1,900円とモンブラン2,300円を注文しました。合計4,400円です。お客さんは明らかにお金持ちの方々ばかりで、緊張感があります。三井ホテルなので本来は現金で払いたかったところですが、クレジットカードで払ってしまいました。
⑫ ROKU KYOTO(1泊10万3,000円)
金閣寺から徒歩15分、北山の奥にある星のや京都へ。ヒルトン系のホテルで、交通手段はタクシーか自家用車が主流です。市街地から離れた立地が売りです。
日本古来の建築技法を再現した建物が離れになっていて、廊下で全て繋がっています。まるでお寺を歩いているようです。
レストランでアメリカンクラブハウスサンドイッチ3,036円と抹茶1,600円を注文しました。合計3,986円です。サンドイッチは手で食べるのが正解で、とても美味しかったです。
高級ホテルへ「忍び込む」体験は心を豊かにしてくれます。お金持ちの人たちが贅沢をしてくれるおかげで、レストランやカフェに少額で体験させてもらえる、という調和があります。
⑬ 京 翠嵐(3,800円のかき氷体験)
嵐山に到着しました。観光客でとても混雑しています。嵐山の高級ホテル「 京 翠嵐」へ。元々は川崎重工業の川崎社長の別邸だったそうです。外の席を選び、川で船が行き来するのを眺めながらかき氷3,800円をいただきました。
かき氷は抹茶で、どんどん溶けてしまうほどふわふわです。下の方には予告なしにあずきが隠れていて、甘すぎずバランスが取れています。川の下を行き交う人々を特別席から眺める体験は、上流階級の気分を味わえます。3,800円で嵐山本来の魅力が感じられると思います。
⑭ 高級ホテル巡りのまとめ・教訓
帰りの電車で気づいたことがあります。快適な体験をずっと続けると、少しの不便が受け入れられなくなることがあります。高級ホテルで過ごした後、満員電車が嫌になる自分がいました。幸福は不幸の始まりともいえます。快適な体験をした時には、あえて少し不便な体験もして、心のバランスを取ることが大切です。
最後に京都駅周辺のホテルも見学しました。グランビア京都は駅直結で、当日予約で1人7,600円程度で泊まれます。京都センチュリーホテルは1泊1万2,000円で、内装はとても豪華でした。THE THOUSAND KYOTOは1泊3万5,000円で、1,400円のお茶が楽しめます。
高級ホテルに泊まるだけが体験ではありません。きちんとした服装で、大きな荷物は預けて、ラウンジでお茶を一杯いただくだけでも、素晴らしい空間を楽しむことができます。宿泊客の方々のご迷惑にならないよう、礼儀を持って楽しむことが大切です。

